絶深海のソラリスII

前回は絶望に充ち満ちた展開を見せてくれた、絶深海のソラリスの続刊が出ました。読んでみましたが、これは面白い!注目のシリーズになりそうです。

詳しい感想などは続きから。

帯にあるのは「絶望再び」です。

一巻では、全てが無駄に終わり、意味が無く、死んだキャラクターは無駄死にという他を圧倒する絶望的な展開で終わり、次は出ても読まないかな……とか書いていましたが、つい気になって読んでしまいました。

似た感じ、と書いた「俺が生きる意味」シリーズの終わり方があまりにも糞すぎたので、絶望パニック系でまともなオチつけて終わらせてくれるシリーズが出てくるのを期待している部分もあります。

二巻では、一巻で無駄死にさせられてしまったヒロインのクロエの姉、シャロン・ナイトレイが登場し、メインヒロインの一人となります。優秀な兵士でありつつも、クロエの死を受け、絶望から生に執着しない状態となっているシャロンの描写から話が始まります。

索敵調査中にアンダーと遭遇し、シャロンを残し部隊が壊滅するというまたしても絶望的な状況から、コマキ、ウルスラ、JDらの英国の秘密情報部、通称マザーグースの一部隊に救助され、難を逃れます。

その後、マザーグースの面々と主人公である山城ミナト、前作の数少ない生き残りであるララ・アイシュワリンを救出に向かいます。妹を殺したも同然のミナトとアイシュワリンとは、当然軋轢や受け入れがたい部分なども出て来ますが、当初と物語の終盤までの変化が、シャロンというキャラクターを魅力的にしていると思います。この辺は実際に読んで貰えると楽しめると思います。

また、シリーズの特徴と言って良い、絶望的な状況への遭遇も、当然ながら今回もあります。今回は前回と違い、アンダーについて知識があり、また優秀な仲間にも恵まれた状況で、果たして絶望的な状況に打ち勝つ事ができるのか。

ミナトをはじめとする面々は生き残り、一度は絶望した者も再起する事ができるのか、もしくは今回も絶望的な結果で終わるのか。それは読んでのお楽しみという事で取っておきたいと思います。

前回も、展開や描写はなかなかのものでしたが、今回もそれに負けず劣らず、手に汗握る展開です。途中から読める所もありますが、確信には至らない状態で、ラストを迎え確定する瞬間はなかなか盛り上がる部分でもあります。

今回のこのお話で、このシリーズは自分の中でかなり株が上がったため、今後も注目していきたいと思います。


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