絶深海のソラリス

ちょっと前に読んだ本ですが、感想を。帯にある「絶望率100%」は伊達じゃないです。

今回はばっちりネタバレを含むため、続きは「続きを読む」以降に書きます。絶望的なお話が好きな人にはお勧めですが、そうでない人は読まない方が良いかもしれません。

続き。話のあらすじとしては、大水害で日本を含め色々な都市が水没してしまい、日本も浮遊島みたいな所に移っている。特殊な能力を持つ人がちょいちょい出て来て、その人らは水中で長時間活動できる能力+アルファを持っている。みたいな話です。

水中にある研究施設でクリーチャーが研究されていたものの、何者かがこれを放ってしまい、研究所が壊滅……みたいな所から本筋が始まります。

主人公は、特殊な能力を育てる学校の講師のようなポジションで、生徒を引率してテレビ番組用に海底を撮影する研修に参加するものの、件の施設を発見し、同僚の教師が探索に行くものの、トラブルが発生。その後、その同僚を探索に行きます。

最初だけは主人公自身と各生徒の能力もあり、それなりに順調なのですが、油断した隙に一人、また一人とクリーチャーの犠牲になっていきます。しかも、嫌な感じの、ふとした気の緩みで襲われ、見殺しにしたりぽかーんとしてる感じでさくっと行かれたり、とにかく嫌なパターンで死にます。

さすがにラストは伏せますが、何一つ得るものも無く、良かった事もなく、仲間が死んでいきます。結果に対し、行動が何一つ意味が無く、全てが無駄死にで終わります。そんな感じの凄まじい話であり、故に「絶望率100%」です。

その点については見事であり、ある意味傑作ではあると思います。が、私はハッピーエンドになる話が好きなので、続刊が出ても読まないかな……と思います。

似たような感じの話だと、「俺が生きる意味」のシリーズもありますが、こちらのシリーズの方はまだ微妙に前進している部分もあると思うので、本作「絶深海のソラリス」に比べれば、まだまだマイルドですね。


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