ワークブーツの王道と言えばレッドウィングですが、私は一回も履いた事がありませんでした。
やっぱり一回くらいは履いてみたいなぁ、というのと、手軽に履けるプルオンブーツが欲しかったので、ペコスを入手。といっても自分で買ったのではなく、嫁さんにクリスマスと誕生日のプレゼントを合わせて買って貰った感じです(笑)。
詳細は続きから。
まずは箱。色はゴールドラセットで、サイズは7.5Eです。私、あんまり詳しい事は知らないので適当な情報ですが、昔アイリッシュセッターのシリーズ名で出されていたものの復刻版のようですね。
セコイアの樹皮を使って鞣した革のようで、おそらくタンニン鞣しになると思いますが、その割には柔らかいですね。厚みがそれほど無いためかもしれません。
当時はアウトドアやハンティング向けのラインナップだったらしき事が、箱から分かりますね。
中にはこんな感じで、俺らの靴はこんなだぜ!というような事や、ケアの方法が書いてあります。
ちょっと補正をきつめにしたのがこちら。箱の裏に、エンボス加工でロゴがあります。ちょっとした拘りですが、こういうのは好きですね。
中にはカタログも入っていました。
では実際のブーツ。横から撮った写真がこちら。ここからは無加工ですが、デジカメのホワイトバランスの関係で、ちょっと彩度が下がっていますが、実際は明るいオレンジと茶色の中間くらい、ゴールドラセットの名の通り、金茶色といった感じですね。丈は9インチです。
ちょっとバランスを変えて撮ったのですが、肉眼だとここまで明るくも無いという……難しい所です。
ソールはトラクションソールで、ビブラムで言うと4014と同じような感じですね。履くときに楽に履けるよう、プルループが左右に付いているのが良いです。
つま先をアップで撮ったのがこちら。天然の皮革は、当然生物の皮が原材料になっているので、個体差や生物ならではの特徴が出ます。これは、よく見ると血管の跡らしき筋が出ています。
こういう部分も、味として自分ならではの一足として楽しめないと、なかなか買うのは難しいかもしれません。
自分なんかは割とラッキー、と思ってそのまま買ってしまいますが、気になる人も、飾っておくだけなら別ですが、靴なんかは履いているうちに皺も入るし汚れも付くしで、細かい所は後でどうでもよくなりますので、気にしないのが良いです(笑)。
余談ですが、皮革は「ひかく」と読みます。いつも間違えて「ひかわ」と打ってしまいますが、候補が出なくてそういえば、という感じで思い出します(^-^;
踵の部分。レッドウィングを何となく今まで買わなかった理由として、ウェルトやミッドソールが樹脂っぽい、実際は紙を圧縮したもの、とかいう話も聞きましたが、ちょっと馴染みが悪そうな所がひとつあります。
昔から履いている、古いノーブランドのエンジニアブーツが同様で、いまいちそのせいか反りが悪いのですが、こちらはどうなのかが気になりますね。半年くらい履いたら、大体分かりそうです。
まあ、最悪リウェルトして変えちゃう、という手もありますし。
前から。widthはEなのですが、ちょっと細めな感じがしますね。丁度土踏まずから甲にかけてのあたりはEという感じの幅がありますが、踵と指の付け根から先にかけては結構絞られており、Dくらいの感覚になっています。
この辺、フィッティングがちょっと難しいかもしれません。ただし、この手のブーツは緩めで履くと靴擦れが酷いので、ちょっときついくらいで、遊びがあまり無い方が良いと思います。あくまで個人的な感想ではありますが。
レッドウィングはコルクを大量に詰めてあるため、後々沈んでくる事も考えられるため、自分はLengthはジャストの7.5(25.5cmくらい)にしました。
つま先。ちょっとムラのあるグラデーションが好きですね。Twitterでフォローしている方々で、このモデルを所有している方も多く、アップされている写真を見ていいなぁ、と思って買ったポイントがこの辺です。
反対側から。まあ、ミシンで縫ってあるので、ホワイツみたいな残念ステッチは少ないですね。オールデンなんかは、グッドイヤーなのにステッチがガタガタだったりしましたけど(^-^;
まあ、アメリカンなやつなので、糸がほつれて崩壊さえしなければ、何でもいいです(笑)。
後ろから。ちょっと可愛いですよね。エンジニアと違って、ストラップなどが付いていないので、あっさりした感じです。
まあ、私はほとんどブーツアウトで履いて、ブーツインする事は無いので、まずシャフトの部分などを見せる事は無いのですが。
ヒール部分のアップ。何か美味しそうな感じがしますね!
右足側の内側。履き口に近い部分に、RED WINGの刻印があります。
一眼っぽいボケ味を出して撮ってみたくなったので、撮った一枚。どうでもいいですね(笑)
タグ。犬タグというやつでしょうか。復刻版なので、まあどうでも良いとは思いますが、犬は好きなので、ちょっと嬉しいですね。
左足側の内側。まあ、普通です。
ソールのパターンは波形のもの。確かこのソールは、芝生の上などで音を立てないためのもの、という由来だった気がします。確か。
比較のため、ジョブマスターのビブラム4014。パターンの違いは結構ありますね。ビブラムの方がちょっと軽くて柔らかいようですが、私にはどっちもどっちでした(^-^;
反対側。レッドウィングのロゴがあるので、いかにも純正という感じがしますね。
肝心な履き心地ですが、まだ買ってから間もない事もあり、一回しか履いていません。年末年始の休みに入ったので、これからガシガシ履く予定です。
一回履いた感じですと、軽くて柔らかい!ですね。私は足が幅広で、指の方も広がっている感じなので、少しつま先側はきついのですが、それでも当たって痛いような感じは無いです。
試着時に一番当たる部分だった、踝の部分も履いて歩き始めると全然気になりませんでした。それくらい柔らかいですし、軽いので足への負担も少ないため、馴染むまでも気軽に履けそうです。
難点としては、見た感じからはあまり分かりませんが、足首部分がちょっと絞られています。歩いている時は、これのお陰ですぽすぽ足が抜けなくて良いのですが、脱ぐときにちょっと大変です。まあ、この点は履き込めば解消されると思うので、特に欠点でもないですね。
まあ、多くの人に愛用されているだけあって、レッドウィングのブーツはなかなか自分にとっても良い一足になりそうです!
購入したのは青山の直営店になります。個人的には、ここでの購入がお勧めです。お店の内装はとても雰囲気がありますし、何より良いのがきちんとフィッティングしてくれる所ですね!
ちょっと時間がかかるため、欲しいモデルが決まっていればすぐに受付をしてフィッティング待ちをし、決まっていなければ人数聞いて先に受け付けて貰ってから店内に飾ってある豊富なモデルを見るのが良いかと思います。逆に、フィッティング無しだと多分売ってくれないかもしれませんが。
フィッティングはひとりずつ、お店の各所にある椅子のあるスペースでゆったり座ったり立ったりしつつ、担当の方が行ってくれます。
足のケア系のお店ほど、きちんとした計測では無いですが、立った状態で足の長さと幅を計測します。立った状態で計測するのがミソで、立った状態だと足に体重がかかるため、一番広がった状態になります。
座った状態で履いている分には良いのに、歩いていると段々足がきつく感じられるのは、歩いている時に着地するタイミングで、足が広がるためです。
なので、お店の人がきちんとフィッティングしてくれる場合は別ですが、自分でやる時は、かならず靴を履いて立って、しばらく様子を確かめる事をした方が良いです。
サイズ計測後、合うと思われるサイズ帯のものを持って来てくれるので、それに足を通します。それから、足の状態を見たり触ったりしながら、様子を見ます。この辺は履いている本人がどう思うかが重要ですが、それに対して色々とアドバイスをしてくれるので、しっかり聞いて自分に合うサイズを探しましょう。
自分の場合は、ちょっときつめだったのですが、履いている担当さんが丁度同じモデルを履いており、中底は結構沈みますかね?と聞いた所、結構沈むし革も最初は硬いですが、かなり柔らかくなりますよ、という事だったので、このサイズに決めました。
こういう、実際に履いている人のフィッティングのアドバイスは貴重で、かつ本当に参考になるので、サイズ選びで間違いをしたくない方は、ちょっと安い程度のネット通販で買うより、勉強代としてしっかりフィッティングをしてくれるお店で買うのも手だと思います。
という事で、お店の対応も上々だったため、長々とその辺も書いてみましたが、これからガンガン履きたいと思います。