女騎士さん、ジャスコ行こうよ2

以前書いた「女騎士さん、ジャスコ行こうよ」の続刊。田舎に住む主人公と、異世界から田舎にやってきた来訪者達とのドタバタしたお話です。

二巻目が出てはっきりしたように思うのは、「のうりん」の町おこしバージョンみたいな話になっていくのかなぁ、という所ですね。詳しくは続きから。

一巻は、町へのジャスコ的な大型商業施設の進出に関するお話でしたが、二巻は町おこしのイベントと、その最中に起こる埋蔵金騒ぎに関するお話です。三十代以上の人なら覚えている人も多いと思われる、糸井重里の徳川埋蔵金のアレですね。

主人公の麟一郎は、家の都合で都会から田舎の祖母の元へ引っ越してきたという設定で、田舎への愛憎半ばな複雑な心情を抱えつつ、両方の立場を知るものとして、商業施設や町おこしなどについて、実態や立場による思惑などを語ります。

この辺は、日常と非日常、現実と理想の静と動のパートがうまく分かれていると、展開の中から出て来たシリアスな言葉としてなるほどなー、と思うのですが、一巻に比べると、今回の二巻は少しその辺が弱いかなぁ、という気がしました。

今回は割と動のパートで、かつ前回ポー姫と並んで存在感のあったメインヒロインのクラウゼラの影がちょっと薄い事もあり、メリハリよりは勢い重視のコメディのような展開です。

ちょっと登場人物が増えすぎた感もありますね。今回は、その辺も含めて、サブキャラクターたちにスポットを当てた回とも言えそうなので、そういう意味で言うと三巻目以降に向けた仕込みなのかもしれません。

ちょっと影は薄いですが、一巻で麟一郎の祖母から家事の手伝いなどでこき使われつつも、ご褒美チケットを貰い、麟一郎のパンツを盗む・使用済みの箸を舐めるなど、変態の入った奇行に走る女騎士クラウゼラ、今回もちょっとアレな感じになっています。

何をした結果、何でそんな事になっているのか、推測しながら読んで当てる楽しみもあります。結果は読んでのお楽しみ、です。

それと、本書の感想ではないですが、この辺読んで思うのは、ライトノベルにしろアニメにしろ、ネタ的に主要層は三十代などを想定しているものが増えてきている感じがしますね。こういうのって、元ネタ分からなくても楽しめるのかどうか、ちょっと気になる所です。

次巻以降、一巻を超えるインパクトを出せるか、続刊も期待して待ちたいと思います。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です