女騎士さん、ジャスコ行こうよ

「女騎士さん、ジャスコ行こうよ」というタイトルの、MF文庫Jから出ているライトノベル。

これは個人的にかなりヒットしました。終盤で回収される伏線が、ことごとく下らなくてとても良かったです。興味がある方は、この記事読まないで先に本を読んだ方が良いかも。

割と、伏線が色々と張られており、後でそれなりに回収されていくので、その辺予想しながら読む、というミステリー的な読み方も出来るかもしれません?

ファンタジー世界で、国をオークに攻められ、今にも陥落しようかという時に、ポー姫とそれに仕える女騎士のクラウゼラが、異世界に飛んで脱出する所から話が始まります。

飛んだ先が岐阜県の愛知と長野の県境の辺りの田舎町で、主人公の高校生、麟一郎と出会います。

で、普通だと騒ぎが起こる所ですが、「ここではよくある事」として軽く受け入れられて、そのまま馴染むという展開。そのまま普通に生活が始まる流れです。

女騎士のクラウゼラがヒロインなのですが、ポー姫に「女騎士がオークに陵辱される低価格帯のエロゲー」をやらされまくったせいで、それがトラウマになり「クッ、殺せ」が口癖になった「くっころ系」という設定。「くっころ系」というのはこれで初めて知りましたが、好きな人には面白いかも。

ポー姫は、自分の国が実は日本と同盟国だった、という何でもありな設定で、オタク趣味でiPadを持っていたりネットもやっていたりします。飛ばされた先が、日本の東京で、秋葉に行ける!と期待していた所、実はかなりの田舎に飛ばされていた……という事で腐る日々。

そんな中で、少しは都会の香りを味合わせてあげよう……という事で麟一郎が「ジャスコ的なもの(ジャスコそのものではない)」であるダイナマイトジョニーというジャスコ(今で言うイオンスーパーセンター)のようなでかい複合スーパーに連れて行った所から、話が盛り上がりを見せていきます。

その後は、ダイナマイトジョニーの誘致をかけて賛成派と反対派に分かれて争いあったりするのですが、その辺は読んでのお楽しみ、という事で。

ダイナマイトジョニーの経営者があれだったり、クラス一番の気立ての良い女の子ポジションがあれだったり、何でもありで全力で突っ走る感じの展開がたまりません。

クラウゼラはポー姫に忠実で、言いつけにはきっちり従い、世話になっている主人公家の祖母にこき使われてもしっかり働く、真面目な美少女として描かれています。

しかし、ご褒美に祖母から謎のチケットを貰ったり、ダイナマイトジョニーに行く際にはお小遣いでよく働いたから、と一万円貰っているのですが、後々これらの使い道が明かされた時、こいつも相当おかしい、というか下手すると一番アレな事が……。

久しぶりに、読み終わった後にしょうもなさに感動した?一作でした。続編も出るようなので楽しみですね。


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