IPPO

靴のビスポーク職人の漫画。書影はこんな感じ。

自分ではビスポークでオーダーした事は無いのですが、ビスポークの由来である、会話しながらどういう靴を作るかを決める、という部分にフォーカスした漫画になっています。

靴を作るにあたって、靴への悩みであるとか、靴をどういう風に履く、履くことでどうしたい、などを登場人物に合わせて考え、悩み、その人に合った一足を作っていくストーリーになっています。知っている人には、王様の仕立屋の靴バージョン、というと分かりやすいかも。

また、靴というものは、あんまり関心が無いと履ければ良いもので、履き潰したら新しいのを買って古いものはポイ、となりがちですが、手入れして修理して、履いている人と一緒に育っていく靴、というものを知るにも良い一冊かもしれません。

既製靴やカスタムオーダー、パターンオーダー等の、木型は既存のものを使う靴でも、良いものは手入れと修理を重ねる事で、何年・場合によっては十何年と長く履けますし、足にどんどん馴染んでいくものもあります。

価格は高く、安いスニーカーであれば数足は買えてしまう値段ですが、ようやく馴染んできた頃にはへたって買い直して、一から履いて馴染ませ直す事を考えると、より長い期間を馴染んだ靴を履き続けられるのであれば、ソールの交換費用を考えてもそれほど高いものでは無い、とも言えます。

本作品では、本当にその人の足に合わせた木型を作り、そこから靴を作っていく、という本当のフルオーダーを扱っています。物語に出てくるような、深刻な悩みなどを抱えている人は少ないかもしれませんが、既製では出来ないレベルで自分にぴったり合わせた一足、には魅力を感じる人も少なくないでしょう。

いつかは、自分でもビスポークしてみたいなぁ、と思わせる作品です。まあ、実際やると非常にお高いのですが…。

現在、二巻まで発売中。


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