DEATHTOPIA

前に少年マガジンで「エデンの檻」を連載していた作者の新作。

今時?らしくkindle版もすぐにリリースされてますね。自分では単行本買ったのですが、場所取るからkindle版を待てば良かったか……。

「エデンの檻」では、ミステリー色の強い作品でしたが、今回は青年誌なせいか異能バトルものの軽いエロと強めのグロな作品でした。

今回は割と中身についてバレる感じで書いています。

ある日事故に遭ってしまった主人公が、その後遺症なのか殺人鬼を見分ける能力を身に着けてしまう。その後、謎の女に命を狙われた所を、これまた謎の女の子らに助けられ……。みたいな所が導入部です。

謎の女が目玉を集めていたりするので、多重人格探偵サイコかよ、と思いましたが、その後も何となく似ていると言えば似ている感じがありますね。目玉が殺人鬼本人のものではないので、軽いオマージュかもしれませんが。

謎の女がその後主人公を襲撃する訳ですが、銃で撃たれて病院の四階から落ちても死ななかったり、助けてくれた女の子らも銃や刀持っていてやたら身体能力が高かったりする部分が異能バトルっぽい部分です。

助けてくれた女の子らが、実は公安のメンバーで、主人公が見分けられる殺人鬼は、実はみんな同じ遺伝子を持っている事が明かされるあたりは、ミステリーっぽい部分ですね。

「エデンの檻」では、謎がちょっとずつ明かされ、引きの強い次が気になる展開でしたが、最後はちょっと大風呂敷広げすぎて回収が甘い感じになってしまっていました。最後まできっちり仕上がっていれば、傑作間違いなしだったんですけどね……。

今回は、それと比べると緻密さに欠ける大雑把な展開ですが、まあ畳むのもやりやすいので、続いてくれればきっちり終わりそうな気もします。

懸念点を挙げるとすると、安易なエロな方向に行ってしまうか、あるいはサイコみたいに初期の展開をすっとばして、ひたすら大きな陰謀描写に展開していってしまったりしないか、という所でしょうか。また謎路線に行きたくなると、後者があり得そうな気がします。

次巻あたりから、方向性が見えてきそうなので、こちらも楽しみに待ってみたいと思います。

あとは小ネタですが、交差点のシーンで何人か「エデンの檻」のキャラクターが描かれているので、そっちが好きだった人には嬉しい演出ですね。


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