今日はダナーライトのお手入れについて。人によってやり方は色々とあると思いますが、一例としてご紹介。
写真が多いので、本編は続きで。
まず、紐を外してブラッシングし、埃などを落としてからステインリムーバーですっぴんにした状態がこちら。
ダナーライトは、耐水性のある素材が使用されているので、汚れたら水拭きしたり、洗ってしまったりも気軽に出来ます。洗うと面倒な靴に比べると、この辺楽で良いですね。
つま先はやっぱりちょっと擦ったりぶつけたりしていて、取れない汚れや剥げもあります。
脱線しますが、普通に履いて歩いていて、頻繁につま先をどこかにぶつけたり、擦ったりするのは靴のサイズが合っていなかったり、歩き方がおかしい場合があります。あとは、踵の変な減り方があるとか。
自分もそうだったのですが、歩き方がおかしい場合は、足を膝から曲げないで、膝を伸ばしたまま歩くような歩き方だとそうなりやすい気がします。
これが元で身体に変な負担がかかって、腰痛になったり、肩こりになったりするので、靴が変な傷み方をしている場合は、歩き方や姿勢を見直して矯正した方が良い事もあります。
素人考えでやると逆に酷くなるかもしれないので、不安がある人は専門家に聞いた方が良いと思いますが、私は自己流で矯正した結果、腰痛が出にくくなりました。
あと、サイズが合わない靴も足の変形や、歩き方をおかしくするので、インソールで調整したり、次からは適切なサイズの靴を履くようにしましょう。
本題に戻って、お手入れに使用するのはこちら。先に埃などを落とすのに使った馬毛ブラシ、汚れと前のクリームやワックスを落とすためのステインリムーバー、メインのヒマラヤワックスです。
ヒマラヤワックスは、登山用の靴によく使われる、強力な撥水性のあるスプレーです。名前の通り、ワックスが多く含まれています。
強い分、革によっては変色したりもするので、何にでも使える訳ではありませんが、ダナーライトのようなあんまり変化せず、かつ強力な防水性を維持しておきたい靴には向いています。
デリケートな靴には、コロニルの防水スプレーの方が安全ですね。
という感じで、スプレーしてみたのがこちら。ぱっと見はあんまり分からないと思いますが、吹いた直後は表面に固まったワックスが結構べちゃっと付着する感じです。
つま先側だと、少し分かりやすいかもしれません。かなり全体的に白っぽくなっています。
スプレーなのと、ワックスを吹き出すような形になるので、注意書きにあるように、必ず屋外で使用するようにしましょう。
しばらく放置して馴染むのを待ち、その後布で磨き上げたのがこちら。まあ、あんまり変化に乏しい革なので、最初と違いが分からないと思いますが、吹き付けた直後に比べれば白っぽさが取れて、ツヤも少し出ていると思います。
全体がこちら。ほどほどにやれていますが、あんまり型崩れしていないのは、最初ちょっときついくらいのジャストサイズで買ったものなので、履いている時に中にぴったり足が詰まっているからです(笑)
普段からシューツリー等も入れていないのですが、こんな感じですね。
他の靴はちょっと大きかったりとかもあるので、そっちは結構崩れています。特にクロケット&ジョーンズのチャッカブーツとか。これの最後の写真と比較していただくと分かりやすいかもしれません(^-^;
斜めから。ちなみに、最近踵だけソールを張り替えて貰ったのですが、これはその前に撮った写真になります。オリジナルの状態の最後の写真ですね。
ダナーライトは、ゴアテックスブーティーとはいえ、何年か履いていればゴアテックスが劣化したり破けたりで、その部分から水が染みてくるようになりますし、革の部分もずーっと水に浸けていると当然浸みてきます。
雨の日に履いたり、アウトドアで履いたりする場合は、こんな感じでたまに撥水性の高いスプレーでお手入れしてあげると、長く水に強いブーツとして履き続ける事が出来ると思います。